ドットプリンターで紙がうまく送れない
ドットプリンターで印刷する際に、紙が途中でつまったり、引っかかってしまったり・・・などのトラブルはございませんか?
紙づまりが起こる原因にはいくつかありますが、プリンターの設定を変えたり、伝票の仕様を変更したりすることで改善します。
原因1:湿気などによるしわの発生
原因の1つとして考えられるのはまずは紙の湿気による場合です。梅雨の時期や冬の季節には特にこういったことが起こりやすいです。
複写紙が直射日光下に置かれたり、湿度変化の高い場所に保管された場合、用紙の伸縮が大きくなります。この場合、糊付けされた部分は伸びず、それ以外の個所が伸縮するために用紙の反り(変形)が生じやすく、用紙の歪みやたわみの逃げ場がなく伝票にしわが発生することがあります。そのため、しわがプリンタ内の用紙走行経路上の妨げ(抵抗)となり紙づまりを誘発する場合があります。
解決策
- 用紙を日のあたらない場所に保管する。
- 湿度変化の少ない場所に保管する。
- 糊留めを「点のり」、もしくは「ギャザー(紙留め)」に変更する など
くれぐれも伝票の保管場所にはご注意くださいね。
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原因2:用紙端のミシンの状態
2つ目の原因としては、伝票の用紙端のミシン目がカット状態から始まっている場合です。
連続伝票には1枚毎に切るためのミシン目が入っています。ミシン目にはカット(きれている部分)とアンカット(切れていない部分)があり、用紙端がカット(切れている状態)から始まっている場合に、プリンタ内部にカットの部分が引っかかり紙づまりを誘発する場合があります。
解決策
用紙端がアンカット(切れていない状態)から始まるように変更することで改善します。